【メリー・ウィドウ】稽古レポート_その1

メリー・ウィドウ本番までの稽古の様子を少しだけご紹介していきたいと思います。

今回は、合唱団が音楽稽古を経ていよいよ始まった “立ち稽古の様子” をレポートします。

<熱心に細岡総監督の説明を聞きます>

まずは、細岡総監督から今回の演出や舞台セットについて説明があります。
メリー・ウィドウは、ちちぶオペラでは2012年の再演になりますが、当時からの団員もいれば新しく加わったメンバーもたくさんいるので、丁寧に説明してくださいました。
前回とは会場も異なり舞台のセットも違うため、再演といってもしっかり稽古が必要になります。

<段差や中央などのバミリ>

稽古場には、舞台セットを想定してビニールテープなどで階段などの段差や小道具の位置などに印がつけられます。舞台用語で「バミリ」と言われますが、印をつける作業は動詞になり「バミる」と言います。
実際のセットは本番直前に会場の舞台でしか確認できないため、また舞台上は多くの人と道具があるので、演技のためにも、安全のためにも、稽古の段階で自分がどの位置に立ってどこに動くか、段差はあるのか、センター(中央)、下手(舞台に向かって左側)、上手(舞台に向かって右側)などを常に意識しておく必要があります。

<持ち慣れない扇子を持っての演技>

メリー・ウィドウは、パリの社交界、公使館が舞台です。つまり合唱団は貴族や外交官など紳士淑女を演じるわけですが…。タキシードやドレスを着慣れている団員はさすがにいません。姿勢や振る舞いも普段とは違うので試行錯誤です。

<紳士のつもりで女性をエスコート>

もちろんすべて歌いながらの演技なので、とても集中力が必要です。自分の役どころや歌詞の意味、心情などの表現はもちろん、次の動きへの準備なども必要になりますが、演技に集中しすぎて指揮を見るのを忘れたりしてはいけません。オペラの舞台では出演者は実にたくさんのことを同時にこなしています。

<ハンナ(カバーキャストの関根あすかさん)を取り囲む社交界の紳士?たち>

本番まで稽古を重ね、皆様に楽しんでいただける舞台になればと思います。
稽古状況はまたレポートします。お楽しみに!!

オペラ『メリー・ウィドウ』公演情報ページはこちらhttps://chichibuopera.com/

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