オペラ用語集

オペラの用語集を初心者でも分かりやすいように、
簡単にまとめてお伝えします。

基本用語

オペラ (Opera)
音楽と演劇を組み合わせた舞台芸術。歌手がセリフを歌う形式で、オーケストラの伴奏があります。
アリア (Aria)
オペラの中で、独唱者が感情や状況を表現するための独自の楽曲。美しいメロディが特徴。
レチタティーヴォ (Recitativo)
セリフを歌う形式。物語を進行させるために使われ、会話のようなリズムで歌われます。
合唱 (Chorus)
多くの歌手が一緒に歌う部分。群衆や大勢のキャラクターを表現することが多いです。
序曲 (Overture)
オペラの最初に演奏されるオーケストラの楽曲。これから始まる物語のテーマを紹介します。

歌唱スタイル

バス (Bass)
男性の最も低い声域。権威ある人物や年配のキャラクターを演じます。
バリトン (Baritone)
男性の中音域。悪役や父親役が多いです。
テノール (Tenor)
男性の高音域。主人公や恋人役が多いです。
メゾソプラノ (Mezzo-soprano)
女性の中音域の声。母親や悪役を演じることが多いです。
ソプラノ (Soprano)
女性の最も高い声域。主にヒロインや重要な女性キャラクターが歌います。

歌唱表現に関する用語

Aria アリア
アリアイタリア語で空気と言う意味。一人の歌手がコーラス抜きで歌い上げる。感情をこめて表現豊かに歌うことで、聴衆の心を掴む
Rscitativo レチタティーボ
アリアの前座として、歌手が出来事を語る独唱。
日本語では叙唱、または朗唱と言い、語りメインの歌で、状況説明やちょっとした会話などの場面で歌われます。
Cabaretta カバレッタ
アリアに続き盛り上がる部分であり、歌手の力量の見せ所。登場人物はアリア感情を歌い上げ、続いてカバレッタで更に激しい表現を続ける
Bel Canto ベルカント
イタリア語で「美しい歌」を意味する。喉に過剰な負担をかけずに、滑らかに歌い上げる歌唱法をいう
Crescendo クレッシェンド
徐々に声量を挙げていく歌唱法。
Forte フォルテ
イタリア語で「強い」という意味で、強調した歌い方
Finale フィナーレ
オペラの終幕で、通常は複数の歌手によって構成される
Duo ドゥオ(ドュエット)
2人の声で歌い上げる作品のこと。二重奏、2重唱
Trio トリオ
3人の声で歌い上げる作品。3重奏、3重唱
Quartetto クアルテット
4人の声で歌い上げる作品。4重奏、4重唱
Quintetto クインテット
5人の声で歌い上げる作品。5重奏、5重唱
Sestetto セクステット
6人の声で歌い上げる作品。6重奏、6重唱

歴史的背景とスタイル

モダン (Modern)
1900年代以降のオペラスタイル。様々な実験的要素や現代的なテーマが含まれます。
ロマンティック (Romantic)
1820年代から1900年代のオペラスタイル。感情豊かでドラマチックな音楽が特徴。
クラシック (Classical)
1750年代から1820年代のオペラスタイル。シンプルで明快な構成が特徴。
バロック (Baroque)
1600年代から1750年代のオペラスタイル。装飾的で複雑な音楽が特徴。

演技と舞台用語

セット (Set)
舞台の背景や装置。物語の場所や時代を表現します。
プロンプター (Prompter)
舞台の端にいて、歌手に歌詞やセリフを教える役割の人。忘れたときに助けます。
ディレクター (Director)
オペラの演出を担当する人。舞台の動きや視覚的な要素を決定します。
リブレット (Libretto)
オペラの台本。歌詞やセリフが書かれています。